TBSが運営しているオンデマンドサービス「TBSオンデマンド」が、2018年6月30日をもってサービスを終了する事がアナウンスされました。
それに伴い、TBSオンデマンドへの新規有料コース登録も3月31日をもって終了してしまいます。
ここ数年「逃げるははじだが役に立つ」「下町ロケット」「アンナチュラル」等、ドラマが絶好調のTBSだけに、他局に比べコンテンツ力のあるイメージのあったTBSオンデマンドですが、TBS単独でのビデオ・オン・デマンドサービス展開は難しかったのでしょうか?
目次
TBSのコンテンツは動画配信サービスParavi(パラビ)で展開予定
TBSオンデマンドの終了に伴い、サイトではParavi(パラビ)へ乗り換えを推進しています。
Paravi(パラビ)は、TBS、日経、テレビ東京、 WOWOW が設立及び運営を主導し、電通及び博報堂を加えた6社が設立したビデオ・オン・デマンドサービスです。Paravi(パラビ)ではTBS、テレビ東京、WOWOWで放送された人気ドラマ・バラエティやオリジナルコンテンツが見放題となります。
つまり、「TBSオンデマンド」が不振で終了するというよりも、発展的に新規サービスParavi(パラビ)へ移行する、と捉えた方が良さそうですね。
TBSオンデマンド 有料コース会員向け Paravi(パラビ)のりかえプランも用意
「TBSオンデマンド」では、有料会員がParavi(パラビ)へ移行できるように、2ヶ月無料となる乗換プランが用意されています。
「TBSオンデマンド」でない方も、3月中に会員登録すると4月中は無料で利用できるキャンペーンを実施しています。
4月以降は登録月でもいきなり有料になるのか?という点が今のところ不明ですが、興味のある方は試しに3月中に登録しておいてはいかがでしょうか。
Huluやアマゾンプライムビデオなどに提供しているTBSのコンテンツはどうなる?
今回の発表で気になることは、現在Huluやアマゾンプライムビデオなのどビデオオンデマンドサービスに提供されているTBSやテレビ東京のコンテンツについてです。
TBS作品については最新作こそ少ない(ほとんどない)ですが、過去の名作を中心にかなりの数を配信していますし、テレビ東京の作品も「勇者ヨシヒコと悪霊の鍵」や「孤独のグルメ」など、人気作品を各ビデオ・オン・デマンドサービスに提供していますよね。
今のところ大きな動きは見受けられませんが、今後Paravi(パラビ)以外のサービスで見ることのできるTBSやテレビ東京のコンテンツが減少する可能性もあるのではないかと思います。
もちろん、各社に無料で提供している訳ではないはずなので、「ゼロになる」ような事は無いとは思うのですが、今後注視していきたいと思います。
ユーザーからすると、ビデオ・オン・デマンドが盛り上がる事は大歓迎ですが、日テレはHulu、フジテレビのFOD、テレビ朝日はテレ朝動画、そしてParavi(パラビ)。あと、NHKのNHKオンデマンドなど、サービスの乱立によってコンテンツがあまりにバラけてしまうのはかなり微妙ですね・・・。
追記:TBSの人気コンテンツはParavi(パラビ)独占に
Paravi(パラビ)がスタートして数年が経過しましたので少し現状を追記しておきます。
心配していたHuluやアマゾンプライムビデオに対するTBS作品の提供ですが、引き続き各動画配信サービスで見ることができています。
ただし直近の人気ドラマや過去の名作に関してはParaviが独占配信していることが多く、必然的にParavi(パラビ)を利用する機会も増えてきました。
- 恋は続くよどこまでも
- 下町ロケット
- 陸王
- ブラックジャックによろしく
- 宮藤官九郎作品
等、一部のTBS人気ドラマをを見たい方はParaviを利用する必要があります。
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